こんばんは。YuuuuKiです。
【脱出ワールドの作り方】第30回は【ストーリー】についてです。
↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓
脱出ワールドを制作するにあたって、プレイ開始からクリアまでの流れを整理することが大切です。
頭の中だけで整理するのではなく、書き出してみることをオススメします。
解説
プレイ開始からクリアまでのストーリー、謎解きのタイミング、手に入るアイテムなどが大まかにわかるように記述したものを、個人的には「ストーリーライン」と呼んでいます。(正確な呼び方ではないと思います。プロットとかシナリオとかの方が正確?)
例を下記に書いてみます。
1から連番で書きますが、関連する項目はグループ化します。
例えば、3-1~3-4は3の「部屋Aに入り、部屋Cのカギを手に入れる。」ためにしなければならないことをグループ化しています。
このように書いて整理するメリットは、前後関係が把握しやすくなることです。
例えば、上記を見ると部屋Aに入るより前にアイテムCは使えないことが明らかです。
頭の中だけで考えていると前後関係を見失って、部屋Aに入る前にアイテムCが必要となるような破綻した展開を作ってしまうかもしれません。
書くことでそのようなミスを防止できます。
他にもメリットや書く時のポイントがあります。
私が過去に配布したワールド「エンドレス・スピーチ」のストーリーラインを例に説明しましょう。
多大なネタバレを含むのでご注意ください。
実例
ネタバレ注意
下記がエンドレス・スピーチのストーリーラインです。
ほぼ制作時に書いたままの状態で持ってきました。
いくつかポイントを書きます。
- どの順番でどこに行き、何のアイテムが手に入るかを明確に書く。
(順番はあくまで想定であり、プレイヤー側にある程度自由度がある。指定したい場合は「!以降は新聞部に行った後であるべき(新聞部での会話後、各場所の扉が開く?)」とあるように、条件を明確に書く。) - 実装時に忘れないように、登場人物の重要なセリフも書く。
- 疑問が生じた際は「課題」として書き、複数の解決案を比較して最終決定する。
- あくまで全体の流れの整理が目的なので、謎解きやミニゲームの詳細はここでは書かない。(「食堂の謎を解き」のように謎が存在することだけ書く。)
謎やストーリーが薄いと感じた部分は後から追加しています。(★追加と書かれている部分)
全体の流れが書かれていると、追加する場所を考えやすくなることもメリットですね。
まとめ
今回は全体の流れを書いて整理する方法をご紹介しました。
最初から完璧に書く必要はなく、まずはざっくりと流れを書き、徐々に肉付けしていきましょう。
以上、読んでいただきありがとうございました。