こんばんは。YuuuuKiです。
【脱出ワールドの作り方】第29回は【謎解き】についてです。
↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓
プレイヤーが謎を解けずに困ってしまう場合を想定し、ヒントを用意しておくと親切です。
今回はヒントの出し方について、私が意識しているポイントをご紹介します。
解説
プレイヤーの判断で見られること
どれだけ悩んでもヒントを見たくない人もいるかと思います。
ボタンを押すとヒントが表示されるといったように、プレイヤーの判断で見られるようにしておくと良いと思います。
手軽に見られること
ヒントを配布ページなどに記載した場合、実況配信をしている方やスマホでプレイしている方は、ブラウザアプリに移動することを面倒に感じるかもしれません。
なるべく手軽にアクセスできるように、ワールド内で見られる方が良いかと思います。
答えに近付くこと
ヒントを出しても「それはもう知ってる!」「ヒントになってない!」と言われる場合があります。
例えば、「パンはパンでも食べられないパンはなんだ?」というなぞなぞに対して「食べ物のパンではありませんよ。」というヒントを出すような感じです。
食べられないと書いているのだから、そんなことは読んだだけでわかります。答えに一歩も近付きません。
「食べ物以外でもパンが付くものはありますよね?」というヒントであれば、「食べ物」という縛りから離れ、答えに近付くことができます。
プレイヤーがどこで何に困りそうかを把握し、そこから一歩進むヒントにすることが大切です。
答えではないこと
ヒントは答えになりそうでならない範囲にとどめ、考える余地を残しておくことが大切です。
ただし、あまり慎重になってしまうと、答えに近付かないヒントになってしまいます。
答えから遠い~近いヒントを複数用意し、段階的に見られるようにするのもオススメです。
では、私が過去に配布したワールド「かくれんぼ村からの脱出」から具体例を示します。
既にプレイしたことがある方、ネタバレOKという方はお進みください。
実例
ネタバレ注意
「かくれんぼ村からの脱出」では「謎解き」と「かくれんぼ」のヒントを用意しています。
どちらもプレイヤーの判断で、ワールド内で手軽に見られることを意識しています。
「謎解き」の場合は商店でヒント本を購入できます。
「かくれんぼ」の場合はヒント部屋を用意しています。
本は持ち運べるので便利ですが、ページをめくる時に他のヒントが見えてしまいます。
一方で、別冊にすると量が増えてしまいます。
かくれんぼでは他のヒントが見えることを避けたく、数も多いので、本ではなくボタンを押してヒントを表示する形式にしました。
ちなみに、今作では「答えに近付かない」ヒントを出してしまっていました。
とある隠れ場所のヒントに次のように書いていました。
「木の上に登って探しましょう。」
かくれんぼがテーマである以上、プレイヤーも誰か木に隠れているのではないかとは思っているはずです。
しかし、木はワールドの中にたくさん存在します。
そこから答えに近付くには、せめて「どの木なのか?」という情報を伝えなければなりませんでした。
アップデートで下記のように修正しています。
「役場周辺の木の葉っぱの中を探しましょう。」
まとめ
今回はヒントについての話でした。
特に「答えに近付くこと」と「答えではないこと」はバランスをとるのが難しいと思います。
プレイヤー目線で考えるようにしましょう。
以上、読んでいただきありがとうございました。