こんばんは。YuuuuKiです。
【脱出ワールドの作り方】第25回は【ストーリー】についてです。
↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓
ストーリー制作で悩んだ際は「起承転結」を意識すると良いかもしれません。
解説
起承転結は物語や文章を「起」「承」「転」「結」の4つに分けて構成する方法です。
それぞれの役目は、昔話の桃太郎を例にすると次のようになります。
起(導入):桃太郎が生まれる
承(展開):桃太郎が鬼の存在を知り、イヌ、サル、キジを仲間にしつつ鬼ヶ島に向かう
転(転換):鬼ヶ島で鬼と戦う
結(結末):鬼を退治し、宝物を持って村に帰る
場面ごとに切り分けて考えることで、ストーリーを整理しやすくなると思います。
また、この中でも特に大切なのは「転」を盛り上げることです。
意外な展開で読者(プレイヤー)を惹きつけましょう。
では、私が過去に配布したワールド「PARADISE BREAK」の例も紹介します。
ネタバレにご注意ください。
実例
ネタバレ注意
「PARADISE BREAK」のストーリーを起承転結に分けてみます。
起(導入):プレイヤーがテーマパークに閉じ込められる
承(展開):パーク内を探索し、謎を解きつつ閉じ込められた理由を探る
転(転換):テーマパークのマスコットキャラが黒幕だと発覚する
結(結末):マスコットを倒し、脱出する
本作で最も意外性のある展開は「人を楽しませるはずのマスコットが実は黒幕だった」ということです。
ストーリー制作の際、「起」の段階でマスコットが黒幕だと明らかにすることも考えていましたが、「転」を意識して中盤に持ってくることにしました。
まとめ
今回は起承転結について書きました。
なお、起承転結は古くは漢詩の構成法であり、現代の文章や物語の構成に当てはめることには否定的な見方もあります。
起承転結の考え方だけに囚われないようにも注意してください。
以上、読んでいただきありがとうございました。