こんばんは。YuuuuKiです。
【脱出ワールドの作り方】第18回は【企画・設計】についてです。
↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓
脱出ワールドのバグを防ぐためには、リリース前の「テストプレイ」が大切です。
解説
ではどのようにテストプレイをするべきでしょうか?
私が意識していることを3つご紹介します。
意地悪なテストをする
バグの中には普通にプレイしても見つからないものが多いです。
そこで、わざと意地悪なプレイをしてバグを誘い出すことが大切です。
例えば、「ボタンを何度も押しまくる」「複数の装置を同時に動かす」「想定されてなさそうな場所を歩く」などです。
プレイヤーはそんなことしないだろ!と思うかもしれませんが、そうでもありません。
早く次に進みたくてボタンを連打するかもしれませんし、マルチプレイなら二人のプレイヤーが同時に装置を作動させてしまうかもしれません。
探索していると建物の裏側など想定されていない場所に迷いこむ可能性もあります。
様々な可能性を想定してテストプレイを行い、バグが発生しないかを確認しておくべきです。
複数デバイスでテストする
統合版はPC、スマホ、Switch、プレステなどでプレイできますが、それぞれ仕様が異なる場合があります。
こちらは下記のサイトで詳しくまとめてくださっています。
例えば、プレイヤーの手の長さの違いは有名です。
スマホ版ではPC版よりも1マス遠い距離まで手が届きます。
想定では開けられないはずの位置にあるチェストを開けられる(またはその逆)といったバグがあり得るので注意しましょう。
デバイス間の仕様の違いによるバグを発見するには、複数デバイスでテストプレイをすることが一番確実です。
最低限スマホ版とPC版は買っておいたほうが良いかもしれませんね…
何度もテストする
一回テストプレイしただけで全てのバグが見つかるとは限りません。
何度も何度もプレイすることが大切です。
また、1回目はとりあえずPCでクリアできるかどうかを確認し、2回目はスマホで同じように確認するといったように、別の観点でプレイするのが良いと思います。
なお、規模の大きいワールドだと全体を何度もテストするのはしんどいと思います。
そういった場合は「executeなど構文が複雑なコマンドが使われている箇所」「プレイヤー行動の影響を受ける箇所(特定の場所にプレイヤーが来たら実行など)」といった、特に複雑な処理をしている箇所だけを繰り返しプレイするのがオススメです。
逆に、「ブロックを設置する」「モブを出現させる」「チャット欄に文字を表示する」など単純なコマンドしかない箇所は、一度正常に動くことを確認すれば十分かと思います。
まとめ
今回はテストプレイについて書きました。
基本的にテストプレイは「制作者以外」が実施するべきですが、完成するまで他人に見せたくない、気軽に頼める人がいないといった場合もあると思います。
制作者だけでテストプレイする場合でも、紹介した3つを意識すれば、ある程度致命的なバグは発見できると思います。
以上、読んでいただきありがとうございました。