YuuuuKiのマイクラ日記

マイクラ配布ワールド制作のこと中心にのんびり書いていきます!

ワールド制作の流れ【脱出ワールドの作り方】【企画・設計】

こんばんは。YuuuuKiです。

 

【脱出ワールドの作り方】第14回は【企画・設計】についてです。

↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓

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脱出ワールドの制作がどのように進んでいくのか、気になる方も多いのではないでしょうか?

今回は私なりの制作の流れを紹介したいと思います。

解説

舞台決定

まず最初に、どこを舞台にするかを決めます。

動物園、船、病院、学校…

自分が行ったことのある場所だけでなく、行ってみたい場所で選ぶこともあります。

建築

舞台が決まったらさっそく建築を開始します。

学校や病院など複雑な構造物を作る場合は、設計図を作ってから建築しています。(詳細はまた別の機会に)

内装など細かいところは後回しにします。

ストーリー検討

建築と同時にストーリーも考え始めます。

以前にも書きましたが、私はストーリーの結末から考えることが多いです。

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プレイヤーや登場人物の設定も考えます。

謎解き・ミニゲーム実装

建築、ストーリーと同時に謎解きやミニゲームの内容も考えていきます。

とりあえず使えそうなアイデアを書き出すことから始めます。

それぞれの謎やミニゲームは独立している場合が多いので、アイデアが固まったところから実装していきます。

謎解きの結果(どこかの扉が開くなど)や得られるアイテム(部屋のカギなど)はストーリーや建築と繋がっていることが多いので、後回しにします。

 

ここまでを整理すると、下の図のようになります。

大体2~3か月くらいかかります。

並行して進める理由は効率化のためです。

建築⇒ストーリー⇒謎解き・ミニゲームのように順に進めていくと、前工程が終わるまで次に進めないため、どこかで悩んだ場合に制作が止まってしまいます。

できるところから作っていくのが良いと思います。

ストーリー表作成

建築やストーリー、謎解き、ミニゲームの内容がほぼ確定したら、ストーリー表を作成します。

下記のようにExcelで作成し、登場人物のセリフ、実行するコマンドの内容などを書いていきます。

一見面倒に思いますが、マイクラ内でいきなり実装するよりミスが少なくなり、後から見返したときにもわかりやすいというメリットがあります。

詳細実装

ストーリー表が完成したら、それに基づいて実装を始めます。

個別に作っていた謎解きやミニゲームをストーリー通りに繋いでいきます。

上で後回しにしていた謎解きの結果や得られるアイテム、建築の内装など細かい部分もここで作り込みます。

dev版完成

詳細実装が終わったら、そのワールドファイルを「dev版」と名付けます。

dev=development(開発)の略です。

一応最初から通して遊べる「はず」の状態です。

(α版っていう方が一般的かも…何となくdevって響きがいい…)

 

ストーリー表作成からdev版完成までは2~4週間くらいです。

dev版テスト

dev版のワールドを自分で最初からプレイし、ストーリー表の通りに実装できているかを確認します。

バグを見つけたら書き出していきます。

この段階では致命的なバグも多く見つかります。

先に進めないとか、モブとの会話ボタンが無いとか…

また、バグ以外にも「このモブのセリフはもっと増やしたほうがいい」とか「この謎解きは無くそう」とか割と大きめの仕様変更も発生したりします。

バグ修正(β版完成)

dev版のテストで出たバグや仕様変更に対応します。

完了したら、そのワールドファイルを「β版」と名付けます。

dev版よりも完成度が高くなったテスト版という位置付けです。

β版テスト

dev版テストと同様にテストプレイを行います。

ただし、スマホなどdev版テストとは異なる端末でプレイします。

端末によって挙動が変わる場合があるためです。

統合版ならではですが、めんどくさいですね…

また、dev版テストの時よりも、バグを起こしやすそうな行動をしてみて異常が無いかを確かめます。(ボタンを連打したり、二つのミニゲームを同時に動かしたり…)

こうしたテストは異常系・準正常系テストと呼ばれます。

 

ここでも同じようにバグがあれば書き出していきます。

dev版と比べて、細かいバグや仕様変更が多いです。

バグ修正(MU版完成)

β版のテストで出たバグや仕様変更に対応します。

完了したら、そのワールドファイルを「MU版」と名付けます。

MU=Master Upの略です。

ゲーム業界では製品が完成した状態を指すらしいです。

なんかカッコいいので使っています。

MU版テスト

またまたテストプレイを行います。

MU=完成した状態なので、バグはほぼ無いはずなんですが…

見つかってしまう場合もあります。

バグ修正(ver1.0完成)

MU版のテストで出たバグを修正します。

完了したら、そのワールドファイルを「ver1.0」と名付けます。

これで本当に完成です。

ver1.0テスト

念のため、またまたまたテストプレイを行います。

さすがにバグが見つかることはありませんが、あった場合は修正します。

この時点での修正はver1.0のまま行います。

リリース準備

上のテストと並行して、リリースの準備も進めています。

PV作成、配布サイトの説明文作成、アンケートの作成などを行います。

リリース

テストは計2~3週間くらいかかり、終わればいよいよリリースです!

制作では苦労もありますが、一気に解放される瞬間ですね。

「待ってました!」とすぐにプレイしてくださる方がたくさんいて嬉しい限りです。

保守

リリースした後はもう何もしない、というわけにもいきません。

バグの報告があった場合には修正して再リリースする必要があります。

致命的なバグが見つかったらどうしようと、リリース直後はヒヤヒヤする気持ちもありますね…

 

 

以上、ワールド制作の流れでした。全てまとめると下記のようになります。

トータルで4~5か月くらいですね。

まとめ

今回は脱出ワールド制作の流れを紹介しました。

改めて見るとテストが多いですね…

なお、私は基本的に自分一人でテストをしています。

本当は他人にやってもらうのがいいと思いますが…

テストの考え方についてはまた別の機会に書こうと思います。

 

以上、読んでいただきありがとうございました。