こんばんは。YuuuuKiです。
【脱出ワールドの作り方】記念すべき第1回は【ストーリー】についてです。
初回記念に少し長めです。
↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓
はじめに【脱出ワールドの作り方】 - YuuuuKiのマイクラ日記
まず最初に、ここでのストーリーの定義は「脱出ワールドに付属する物語要素」としておきます。
脱出ワールドにとってストーリーは必須ではありませんが、私の場合はストーリーを中心にワールドを制作しています。
ストーリーがあることで、脱出や謎解きをする意味付けができますし、プレイヤーもよりゲームの世界に没入できると思っています。
では、そんなストーリーを考える上で最も大切なことは何でしょうか?
私は、「結末」を明確にすることだと思っています。
解説
プレイヤーにとってストーリーの結末は特に印象に残ります。
最初は面白かったけど最後はよくわからない展開だったと言われないよう、明確な結末を用意しなければなりません。
例えば、桃太郎には鬼ヶ島で鬼を倒すという明確な結末がありますね。
しかし、実際にストーリーを考えてみると、序盤にこだわり過ぎて中々その先に進めなかったり、色々と詰め込み過ぎて結末が薄れてしまったりということがあるかもしれません。
そこでオススメなのが、「結末を最初に考える」という方法です。
何かを手に入れて終わるのか、誰かを倒して終わるのか、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか?
結末を明確にしてから、残りのストーリーを考えていくのが良いと思います。
では、私が過去に配布したワールド「豪華客船からの招待状」を例に、もう少し具体的に解説します。
既にプレイしたことがある方、ネタバレOKという方はお進みください。
実例
ネタバレ注意
「豪華客船からの招待状」では、探偵である主人公が豪華客船で開催される謎解きイベントに参加するところからストーリーが展開されます。
終盤では、船長がイベントを盛り上げるために用意したモンスターが暴走して船のエンジンを破壊してしまいますが、ちょうど乗船していた優秀な技師を見つけ出し、エンジンを直してもらってめでたしめでたし。という結末を迎えます。
本作は船を謎解きの舞台にしたいと思って作り始めたワールドですが、ストーリー自体は結末を最初に考えています。
企画時、一番最初に思いついた結末は「沈没」でした。
しかし、沈没はマイクラでは再現しにくく、せっかく作った船を壊すのももったいないです。
そこで、沈没まではいかないものの「エンジンが故障して動かなくなる」という展開を考えました。
さらに、エンジンが故障したままで終わってはバッドエンドですから、エンジンを直せる人が見つかり、無事に直ってハッピーエンドになる結末を考えました。
結末が固まってからは、残りの不明確な部分を考えていきました。
まずは、なぜエンジンが故障したのか?
今回は外部的な要因=モンスターによってエンジンが壊されるという展開を考えました。
次に、エンジンを直せる人は誰か?
今回はエンジンを修理できる人物として、優秀な技師が一緒に乗船しているという展開を考えました。
さらに、誰がその技師なのかプレイヤーに考えさせてもいいのではないかと考え、最後の謎解きは「技師を探す」ということにしました。
そうなると、誰が技師かを気づかせるためのヒントをプレイヤーに与える必要があります。
そこで、技師の存在を示唆するような謎解きを用意し、さらにプレイ序盤から船内のどこかに技師を登場させておくことを考えました。
このように結末を先に決めることで、そこから逆算して前の展開も考えていくことができます。
まとめ
今回はストーリーを考える上で最も大切なこととして、「結末」を明確にすることを挙げました。
結末を先に考えておくことで、ストーリーの軸がブレることもなくなるかと思います。
皆さんもぜひ結末を明確にしたストーリーを考えてみてください。
以上、読んでいただきありがとうございました。