こんばんは。YuuuuKiです。
【脱出ワールドの作り方】第9回は【建築】についてです。
↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓
脱出ワールドにおける建築は、最低限内装だけ作れば十分です。
しかし、外装にも力を入れているワールドもあるかと思います。
そのようなワールドでは、まず最初にプレイヤーに外装を見せることもオススメです。
解説
例えば、私の一部のワールドでは初期スポーン地点を建物全体が見渡せる場所に設定しています。
プレイヤーが近くのボタンを押せば、ワールド説明の本がある部屋にテレポートし、プレイを進めることができます。
一般的な脱出ワールドの初期スポーン地点は部屋の中であることが多いです。
しかし、建物の外装に力を入れているのであれば、先にそちらを見せたほうがインパクトがあります。
また、プレイヤーにも「これからこの場所で遊んでいくんだ!」と強く実感してもらうことができると考えています。
一方で、意図を持って外観を隠すのも戦略の一つだと思います。
クリアしたときに初めて建物の全貌が明らかになるというのも面白いですね。
では、私が過去に配布したワールド「豪華客船からの招待状」と「境界の夜祭」を例に、もう少し具体的に解説します。
既にプレイしたことがある方、ネタバレOKという方はお進みください。
実例
ネタバレ注意
解説で載せた通り、「豪華客船からの招待状」の初期スポーン地点は船全体が見渡せる場所になっています。
最初は船の中にスポーンさせるつもりだったのですが、それだとプレイヤーは海を見るまで船にいるという実感を持てません。
また、船に乗っている限り、遠くから船を見渡すことができないため、プレイヤーが船全体を見ることができるのはクリア後のクリエイティブモードのみとなってしまいます。
この作品はPVや配布サイトのサムネイルにも大きく船の外観を出していましたが、実際にプレイしても船を見渡すことができず、船にいるという実感も持てないのではもったいないと考えました。
そこで、船全体が見渡せる場所を初期スポーン地点にしました。
一方、「境界の夜祭」の初期スポーン地点は本作の舞台である「境界」を見渡すことができない場所になっています。
これは、ストーリー上、プレイ開始時点で主人公は「境界」を知らないためです。
「境界」がどんな場所かわからない。どこへ向かうのだろう?という主人公のドキドキした気持ち、不安な気持ちをプレイヤーにも感じてもらうため、あえて見せないことにしました。
まとめ
今回は外装を見せることについて書きました。
先にも書きましたが、一般的な脱出ワールドの初期スポーン地点は部屋の中であることが多いです。
制作者の意図にもよりますが、まずは外装をプレイヤーに見せるということを試してみてはいかがでしょうか?
以上、読んでいただきありがとうございました。