こんばんは。YuuuuKiです。
【脱出ワールドの作り方】第5回は【ミニゲーム】についてです。
↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓
脱出ワールドでは、謎解きだけでなくミニゲームの要素を含むことも多いです。
私もよくミニゲームを取り入れていますが、それらのアイデアは基本的に同じ方法で考えています。
それは、私たちがリアル=現実で行なっていることをゲームに落とし込むという方法です。
解説
例えば、誰もがリアルで行っている「食事」について考えてみます。
食事はいくつかの行為の組み合わせで成り立っています。
ここでは「食べ物を掴む⇒口に運ぶ⇒噛む⇒飲み込む」という行為に分けてみました。
それぞれの行為がうまくいかないと、食事をするという行為はクリアできません。
これって、とてもゲームっぽくないでしょうか?
実際に食事をテーマにしたゲームは結構あります。例えばこちら。
上記で書いた「食べ物を掴む⇒口に運ぶ⇒噛む」までの行為をゲームに落とし込んでいます。
時間制限があると、よりゲームらしくなりますね。
他にも、道を歩く、車を運転する、荷物を運ぶ、虫を捕まえるなどなど、現実からゲームに落とし込むことができるものはたくさんあります。
これってゲームにできないかなという視点で日常生活を過ごしてみると、面白い発見があるかもしれません。
では、私が過去に配布したワールド「ブラック企業からの退社」を例に、もう少し具体的に解説します。
既にプレイしたことがある方、ネタバレOKという方はお進みください。
実例
ネタバレ注意
「ブラック企業からの退社」には、工場でチェスト運びのミニゲームが出てきます。
流れてくるトロッコを、チェスト付きの場合は左に、チェストが無い場合は右に、レバーでレールの向きを切り替えて仕分け、チェスト付きを20個運ぶことができればクリアとなります。
工場を舞台にしたミニゲームを企画するにあたり、まずは現実の工場で行われることって何だろうということから考え始めました。
思いついたのは「物を運ぶ」と「仕分ける」ことです。
「仕分ける」とは、製品の中から不良品を取り除くようなイメージです。
マイクラで「物を運ぶ」を再現しようとしたら、トロッコが使えそうです。
トロッコにはチェストを付けることができるので、チェストが無いトロッコ=不良品と考えることにしました。
また、トロッコが走るレールにはレバーで進行方向を変えられる機能があります。
レバーを倒すことで走ってくるトロッコを「仕分ける」ことができると考えました。
実際に試作してみると、トロッコの速度は結構速いので良品と不良品を素早く仕分けるのは難しく、十分ゲームとして成立させることができました。
まとめ
今回はミニゲームの考え方について書きました。
現実での行為を一つ一つ分解していくことで、ゲームに落とし込むことができます。
ぜひ、皆さんも面白いミニゲームを考えてみましょう!
以上、読んでいただきありがとうございました。