こんばんは。YuuuuKiです。
僕の配布ワールドでは、クリア後にプレイヤーの皆さんにアンケートをお願いしています。
その回答の中で、「ストーリーはどうやって考えていますか?」という質問がいくつかありました。
そこで、今回は僕がストーリーを考えるときにやっていることを3つほど紹介したいと思います。
舞台を決める
まず、どこを舞台にするかから考えていくことが多いです。
僕がこれまでに作ったワールドでは、動物園、美術館、遊園地などを舞台にしてきました。
僕の中では、ストーリーより先に、これらを舞台にしてみたいという気持ちがあって、作り始めています。
舞台を決めたら、とりあえず建築していきます。ストーリーや謎解きのことはあまり考えません。
作っていく中でどんどん発想を広げていきます。
例えば、遊園地の入り口を作るとしましょう。
入り口にはゲートがあって、チケットを渡すところがあって…と考えると、
…じゃあ、そのチケットはどうやって手に入れさせよう?
…もしこのゲートが突然閉まって閉じ込められたら?
…ゲートの先に誰かが待ち構えていたら?
などなど色々と疑問や発想が出てきます。
そうしたら、それをどこかにひたすらメモしておきます。
メモは箇条書きにしておいて、前後のつながりとかは考えません。
ある程度メモがたまってから、これとこれはつなげるとストーリーになりそうとか、これはやっぱり使えないなとかを考えていきます。
ちなみに、僕はメモにEvernoteを使っています。(過去記事参照)
ということで、まずは舞台を決めて、とにかく作ってみることがオススメです。
舞台を何にするか悩んだら、現実で行ったことがある場所や行ってみたい場所を選んでみるといいかもしれません。
登場人物を考える
僕は登場人物の設定も舞台と同じくらい最初の方で考えます。
性別、職業、性格などを結構細かく考える場合もあります。
人物の設定を考えると、そこからストーリーを発想していくことができます。
例えば、「動物園の園長」という人物を考えてみましょう。
適当にプロフィールを書いてみます。
動物園の園長
性別:男
年齢:60代以降。おじいさん?
性格:動物には優しい。人には厳しい。
今5秒くらいで適当に考えてみました。
おじいさんのイメージは?頑固者?
性格は「動物には優しい。人には厳しい。」としてみました。
頑固者のイメージと合わせてストーリーを発想すると…
「園長は動物には優しいが、従業員にはとても厳しい。従業員が仕事のしんどさを訴えても、動物のためだといって全然聞く耳を持ってくれない(頑固)。ある日、従業員たちは園長に、これ以上仕事がしんどくなるなら動物園をやめると伝えにいく。すると園長は…」
ありきたりっぽいですが、とりあえずストーリーができました。設定を細かくすれば、もっといろいろ発想できると思います。
まずは自由に登場人物のプロフィールを考えてみましょう。
自分の経験や他の作品を参考にする
「創作するには経験が必要」という言葉をたまに聞きます。
僕もこれはある程度正しいと思っています。※
例えば、遊園地に行った経験がある人は、行ったことがない人よりも、遊園地にまつわるエピソードを思いつくことは簡単でしょう。
また、漫画や小説を多く読む人は、読んでいない人よりも物語のアイデアをたくさん得ているでしょう。
さらに言えば、特別なことをしていなくても生きていくだけで人生経験はたまっていくわけで、どんな人でも自分にしかない経験を持っているはずです。
僕はストーリーを作るときには、そうした自分の経験の引き出しを開けながら、考えています。
現実で行った場所が印象に残ったから舞台にしようとか、あのアニメのラストシーンは良かったから、同じようなラストにしてみようとか、あの漫画で出てきたセリフを使ってみよう、というような感じです。
実際、僕の作品をプレイしたことがある人は、「このセリフはあの漫画で見たぞ。」とか「この話の流れ何かと似てる。」と思ったことがあるかもしれません。
ただ、行き過ぎると「パクリ」になってしまうので、あくまで参考に、そこから自分なりのストーリーを広げていくことが大切です。
ストーリーが思いつかないという方は、実際にどこかに行ってみる、小説・アニメ・漫画など他の人が書いた創作物を見てみることから始めてはいかがでしょうか。
※冒頭で「ある程度」正しいといったのは、実際に経験できないことでも創作物に取り込むことは可能だからです。ミステリー作家が実際に犯罪の経験があるわけではありません。想像力の優れている人は経験を想像で補うことができるのだと思います。
以上、簡単にですが3つご紹介しました。
他にも何かいい方法があれば、また記事にしてみたいと思います。
では、今日も読んでいただきありがとうございました!