こんばんは。YuuuuKiです。
【脱出ワールドの作り方】第36回のカテゴリは【謎解き】です。
↓【脱出ワールドの作り方】って何?という方はこちらの記事参照。↓
脱出ワールドに使う「謎」を考えているとき、せっかく思いついたけど少し簡単すぎる(難しすぎる)かも...と思ったことはないでしょうか?
あきらめて別の謎を考えてもいいですが、少し工夫すると難易度を調整できるかもしれません。
解説
通常、謎を解く過程は下記のようになると思います。
もし謎が簡単すぎる場合「解き方」が単純すぎることが考えられます。
解き方を複雑にすれば難しくできますが、それは結局のところ謎を作り直すことになってしまいます。
しかし、謎自体は変えずに解くまでの過程に「問題」を発生させることで、少し難しくすることができます。
上の例だと「数列の?に当てはまる数字を考える」という謎自体は同じですが、数列の一部が汚れているため確信が持てないという問題が発生しています。
水を掛けるという解決策を思いつかなければなりません。
私が過去に配布したワールド「恋したナースは行方不明」からもう少し具体的な例を紹介します。
ネタバレOKという方はお進みください。
実例
ネタバレ注意
「恋したナースは行方不明」では視力検査を使った謎解きがあります。
視力検査表に書かれているCマーク(ランドルト環)の向きと、扉の横にある矢印の向きを揃えると扉が開きます。
この謎を作っていたとき、ランドルト環の向きと矢印の向きを合わせるのは思いつきやすく、少し簡単すぎる謎だと思いました。
そこでランドルト環の一つを普通に見ても判別できないようにしました。
これが先ほど書いた「問題」にあたります。
これを解決するには、視力検査を受けている患者と看護師の会話を聞く必要があります。
このように「問題」を一つ挟むことで「ランドルト環の向きと矢印の向きを合わせる」という謎自体を変えることなく、難易度を少し上げることができました。
逆に謎が難しすぎる場合は、一つの謎に対して「問題」が複数挟まっており、解くまでの過程が長くなりすぎているのかもしれません。
「問題」を間引きすることで難易度を下げることができないか考えてみましょう。
まとめ
今回は謎解きの難易度調整について書きました。
謎解きのアイデアをいくつも考えるのは大変です。
微妙かもと思ったアイデアでも一つ一つを大切にし、工夫することで改善できないか考えてみましょう。
以上、読んでいただきありがとうございました。